はじめに
近年、人手不足の問題は社会問題化しています。
特に建設業やサービス業において人手不足感が根強く、人手不足が一番の悩みの種という企業も多いと思います。
チラシを配布する、SNSを始めてみる、インターネットの求人広告を出す(、設備導入する、外注する)…
これらはいずれも有効な手段ですが、そこに加えてほしい選択肢の一つが健康経営®です。
企業ブランディングの方策の一つとして、健康経営の魅力をご紹介します。
健康経営とは?(簡易的な説明)
健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」とされています。(Action!健康経営 より)
簡単に言うと、従業員の健康意識を高めて活力ある状態に変化させることで、企業業績の向上も目指すという取り組みです。
健康経営優良法人に認定されると認定年度のロゴが各種媒体で利用可能です。(経産省ウェブサイト)
企業ブランディングにつながる取り組みとして健康経営優良法人の認定を目指す企業は年々増加しています。
健康経営優良法人のリストは毎年度公開されるので、自社を新たに知ってもらう機会も増加させることができます。
「従業員を大切にしている」ことを直接アピールできる
終身雇用制は崩れ、転職も当たり前の価値観になってきました。
企業は選ぶ立場でもありますが、応募待ちの場合は選ばれる立場でもあります。
人材不足の企業が多い環境はつまり「売り手市場」であるということであり
選ばれるという観点はとても重要です。
「これから働く会社で自分は大切にしてもらえるのか?」
健康経営に力を入れているという事実が、従業員を大切にしているというメッセージになります。
この会社なら大切にしてもらえる、応募してみたい、という動機にもつながります。
求職者だけでなく、在職者の離職防止効果も期待できる
健康経営の取り組みは、求職者に対する自社の魅力を高めるだけではありません。
当然に、現在働いている従業員の方々に対しても魅力度を高めることとなります。
退職を検討していても、その要因である職場環境が改善すれば思いとどまって前向きに働こう、という従業員も出てくるでしょう。(この考えの変遷を正直に伝えてくれるケースは稀ですが)
健康経営優良法人では、全国の企業と比較して離職率が低いというデータも公開されています。
注意:人はモノでも数字でもない
健康経営は素晴らしい取り組みではありますが、優先順位が逆にならないように注意が必要です。
健康経営を始めるきっかけとして、人材不足という困りごとがあったとしても
従業員数の改善を最終ゴールにするのは本末転倒です。
あくまで目指すべきは、従業員の健康増進等々を通じて従業員本人と会社がより活力をもって、高いパフォーマンスを発揮することであり、従業員の増減はその結果としてついてくるものです。
従業員数を数えるのは簡単ですが、人は単なる数字ではありません。
一人一人の従業員の働き方と向かい合い、会社がどのような対策をとれば従業員がその能力を最大限に発揮できるかを考えなければ、健康経営への取り組み自体も単なる徒労に終わるリスクが高まります。
仮に健康経営優良法人の認定を取得できたとしても、実情が伴わなければ/一過性の取り組みで終わってしまえば「外面は綺麗に取り繕っている会社だが、内情は違って従業員を大切にしてくれない」「期待して入社したのに裏切られた、最低の会社だ」と逆効果になってしまう危険性も大いにはらんでいます。
最後に
当然のことですが、健康経営に取り組んだからと言って魔法のように人手不足が解消するものではありません。健康経営以外はあくまで企業ブランド向上、従業員との関係性構築、企業業績向上のための一つの有用な手段であるという認識が必要です。
加えて、一過性ではなく継続的に社内の改善を進めていく取り組みが非常に重要です(最初に健康経営優良法人を目指す場合、認定された後の継続こそが企業価値向上の要だと考えています)。
健康経営の推進に向けたサービスもご用意しております。
従業員、会社がともに前に進んでいくための活動をサポートいたします。
多くの人々が活力をもって社会を動かしていける環境づくりに向けて、是非取り組んでいきましょう。
「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

